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2024/06/11
生徒の取り組み

株式会社ブルースプリングがチーム力アップ合宿を行いました

ワオ高校起業コースのメンバーによる「株式会社ブルースプリング」が5月23日、無事に設立され、いよいよ夢の事業実現に向けて、メンバーは動き出しました。

 

クラウドファンディングで全国の人から応援を受けての活動となるため、メンバー全員の気持ちを一つにし、より実践的な事業計画を全員で練り上げるため、5月29日~31日の4日間、岡山県の国立吉備少年自然の家で合宿を行いました。

4日間の活動を通じ、起業コースメンバーは、一人の社会人として、そして一つのチームとして大きな成長を果たしました。今後は事業実施への動きを一層加速していきます。


個性豊かなメンバーが結束、事業計画をレベルアップ


合宿には、ブルースプリング創業メンバーのうち12名が、全国各地から集まりました。

今回の合宿は生徒自身が企画し、研修施設の選定や施設側との交渉、費用の算出も生徒が中心となって行いました。

 

初日はまず、自分たちの現状を見つめ直し、課題を共有しました。

オンラインで学ぶワオ高校では、同じ株式会社を経営していても日ごろの活動のほとんどはオンライン上で行っています。

直接顔を合わせていないからこそ、意思疎通が十分ではなかったり、不安や不満の気持ちのまま業務を行っていたりと、それぞれのメンバーが抱えている「今の思い」をぶつけ合いました。

 

2日目は、ゲスト講師として起業家であり企業コンサルタントとして活躍している柳岡宏一氏を招き、新人起業家として成長していくためのワークショップを実践しました。

 

柳岡氏は大学時代に起業した後、複数の事業を立ち上げてきた経験の持ち主です。

柳岡氏は心理学と自身の経験をベースに、人のやりがいを4つに分類しています。その分類などを参考に「適材適所に人材を配置することが、企業の成功を最大化することにつながる」そうです。

 

例えば、どのようなシチュエーションで自分のモチベーションが上がるのかを4種類の色で分類し、各自が自分に当てはまるものを選んでみました。

赤は「達成すること」、青は「さまざまな事柄を深く理解すること」、黄は「自らが楽しいこと」、緑は「人や出来事とのつながりをつくること」に対し、モチベーションが上がると感じます。

個性豊かなメンバーは、選んだ色もさまざま。互いの強み、弱み、合う、合わない部分を理解し合うことで、紆余曲折しながらチームとして機能し始めました。

 

 

柳岡氏のアドバイスを受け、メンバーは自分たちの株式会社の事業計画の作成に本気で取り組みました。

現在実現を目指しているのは、若者たちの新たな居場所となる「オンラインフリースクール」の運営を中心に、いくつかの事業を計画しています。

メンバーは互いのアイデアや意見をぶつけ合い、「いかに事業を成功させていくのか」という思いで白熱した議論を続けました。ワオ高校起業コース顧問やワオ高校教員、柳岡氏ら大人たちも本気のフィードバックで生徒たちの思いに応えました。

 

 

合宿の最後を締めくくり、メンバーには各自の「名刺」が授与され、株式会社社員としての一歩を踏み出しました。

 

3日間の合宿を経たことで、チームとしての一体感や結束力を強めたメンバーたち。次のような言葉で合宿を振り返っています。

 

・自分と同じ思いを抱えている仲間の存在に気がついた。

・会社の仕事を何となく「自分ごと」として考えきれていなかった、もっと自分が動く意識を持たねばと思った。

 

高校生ながら、株式会社をつくり運営するという活動に乗り出した「ブルースプリング」のメンバーたち。仲間の存在を強みとして、社会に新たな価値を提案していきます。

 

(合宿らしく、キャンプファイヤーで互いの思いを語り合いました)

 

2024/06/11
生徒の取り組み

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